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北海道4Days2011 参戦記1

3年目の北海道4Days。
怪我なく無事帰ってまいりました。

毎年のことながら、フォローいただく職方さん、関係各社の皆さま、そして施主様に何より感謝!です。
開催期間中は、4日間すべて雨。という最悪のコンディションではありましたが、最高の4日間でした。

2009年参戦記
2010年参戦記
は、こちら。

○ DAY0-1 

例年、マシンの準備は直前にバタバタ行うので、ラリー中にたくさんトラブルが起きるのが毎度のことなんですが、今回は4月ごろからコツコツ準備。
マップホルダーは昨年と同様の設置方法ですが、GSチャレンジでテスト。
その他、セカンダリ取り外し、プラグコード交換。

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昨年、ワイヤートラブル、電気トラブルの原因になったスロットルを軽くするための小細工はすべて撤去。
「ボクサーハウス」さんのスロットルバネに交換して、ワイヤーを交換したら、驚くほど軽く、快適になりました。
あとは、SS(競技区間)での速度を少しでも上げるために、フロントサスペンションのバネをホワイトパワーのものに交換。

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キャブの同調、点火タイミングの調整等もすべてプロにお任せして、現時点でベターなコンディションになりました。


○Day0-2

今年も車両は原サイクルさんにお願いして、先行して送り、車検当日に飛行機で北海道へ。
夏全開!の東京を出発して1時間半後には、雨の降る寒い北海道に到着。

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千歳空港からスタート地点の芦別市まではレンタカーで移動です。

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途中、昨年はスケジュールの関係で寄れなかった「千歳バーベキュー」でお昼ごはん。

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決してきれいでなく商売っ気も全然ないお店ですが、ここの鶏肉と野菜いためは、すごくおいしい。
これだけのために千歳に来るのもアリかもしれません!

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スタート地点の「A-TEC」ももちろん雨。

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先日先行して運んでもらったバイクも会場に到着していました。

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さっそく荷物の整理とバイクの確認にかかりますが、マップホルダーが動かない!ICO(距離計)が動かない!等電装の不具合が発覚。
今回はいろいろテストをしたにも関わらずのトラブル。
車検は明日もあるのですが、あわてて修復。なんとか稼働状態にして、車検へ。

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車検のほか、装備品のチェック。ウェアのプロテクションのチェックも入念に行われます。
2000Kcal以上の非常食、ホイッスル、折ると光る「サイリューム」、クマよけの鈴、食器、コンパス、エマージェンシーブラケット等、なにか一つ足りなくても出走はできません。
「せっかく来たんだから頼むよ」。は絶対通じません。

マシンも、保安部品がすべてきちんと作動するか、車検証や保険証はあるか。のチェックが徹底的に行われます。
基本、すべてノーマルパーツで、公道を走れるオフロードタイヤを設置しておけば特に問題のない車検ですが、日頃ガンガンダートを走っているマシンは不具合のある部分も多いので、きちんと整備しておかないと出走できませんので、緊張の時間です。

今回は、燃料タンクへのホースのワイヤリングを指示されたぐらいで車検OK。
ゼッケンを張って、「パルクフェルメ」にマシンを入れます。
入れると、スタートまでマシンに触れることはできません。

今年のゼッケンは22番です。

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今年の一番の注目はこちらロシア製「ウラル」のサイドカー。
タイム測定をしない「エクスペリエンスラン」部門の参加ですが、我々と同じコースを走ります。

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そして、もうひとつのトラブル?

参加者は、自分の名前と写真、血液型等のデータが入ったカードを受け取るのですが、写真が違う!?
昨年参加された、まったくの別人の写真が貼られていました。
参加者紹介の新聞の写真も、他人のものが。

これは、さすがにまずいだろう。と、主催者側で、SSERのマスコット?の写真を貼ってくれました。

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これで、今日の会場での作業はすべて完了。
今日宿泊する、芦別市の「スターライトホテル」に向かいます。

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食事のあとは、マップ作り。
マップには距離と進行方向のみが書かれていて、マシンに付けた「ICO」という距離計の数値を見ながら進んでいきます。

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ですので、今日はどこを経由して、どこに泊まるかはわかりません。
ガソリンスタンドで「あんたらどこ行くの?」と聞かれても、「僕たちも分かんないんですよ」と言うしかないんです。
マップには、進行方向を間違えないように、マーカーで記載したり、次のガソリンスタンドの情報を書き込んだり、おのおの工夫します。
宴会場の一室を借りて、大人たちが黙々と作業。
シュールな光景です。

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マップは「本」として渡されますので、マップホルダーに収めるため、ロール状につなぎ合わせる必要があります。
1日に190KM~410KMくらい走りますので、マップは結構長いです。
広い宴会場の端から端まで届いてしまいます。

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さて、今年はどんな風景に出会えるのか、どんなドラマがあるのか。
わくわくして、明日のスタートを迎えます。

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北海道4Days2011 参戦記2

○ Day1 192.96km

昨年は、スタート前に観光地を巡ったり、かなり余裕があったのですが。今年はどうやら天候の悪い日が続きそうなので、雨装備をさらにそろえようと、みんなでホームセンターめぐりをやっていたら、結構いい時間に。
スタート地点のA-TECに到着。準備をしていたら、あっという間に開会式時間。

今年は、5月30日に亡くなられたこの北海道4DaysをバックアップしていただいたA-TECの斎木校長先生の追悼を兼ねた大会でもあり、開会式は先生のための黙とうから始まりました。
今回のラリーには、その斎木校長先生に線香の一本でも。といった心持で西日本から参加したエントラントもいます。
一般公道を使うラリーという競技は、サーキットのような競技施設でやるイベントとは違い、交渉や許可。必要書類なんかも膨大な量になります。
コース近隣に住む方々。許可をもらう人たちに対しても、「許可取ってんだから、文句言われる筋合いはねえ」。で進めることはできません。
SSERのみなさんや春木競技委員長、斎木校長先生のような人柄をもつ皆様のおかげで、こういったイベントは実行することができます。
我々エントラントも常に感謝の心をもっていかなければいけないですし、そういったところが、今回のような社会情勢下でも、51台(エクスペリエンスランを含めると55台)もの参加者を集める原動力になっているんではないか。と思います。


開会式が終わり、14:30。
グランドスタートを兼ねたSS1が、A-TECに特設されたコースで開始されます。

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ラリー競技は、大きく分けて、移動区間である「リエゾン」と、競技区間である「スペシャルステージ(SS)」の2つで構成されます。
「リエゾン」は、一般道路を制限速度を守って移動しますが、1日に1箇所か2箇所チェックポイント(CP)があり、そこを指定時間内に通過しないとペナルティが課せられます。
「スペシャルステージ(SS)」は、林道やコースを閉鎖して、一般車両が立ち入らないようにしたうえで行うタイム測定区間。
1日に1~3箇所設置され、そのタイムの合計で順位がきまります。

このA-TECの特設コースがSS1になります。
このコースは、草ぼうぼうで、雨が降ると、かなり難易度の高いコースになります。

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SSER山田代表のカウントダウンでスタート!

まずは、ターマックのオーバルコースを回ったあと、グラストラックのダートコースに入っていきますが、いくらアクセル全開にしても、50KMくらいしかスピードが出ない!
この症状。昨年もさんざん経験した「片肺」状態。
2つあるエンジンのうち、一個しか動いていない。という症状。

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これでは、タイムをだすどころか、このコースを走り切ることすらあやうい。
コース内には、タイヤを乗り越えるセクションや、山を越える部分もあり、一回失速したら、絶対に走りきれない。と判断。
とにかくコース取りを大周りにとって、なんとか走りますが、あせって、すべりやすい路面にまったく減速せずに突入したところ、シリンダーを軸に一回転する大転倒。さらにタイムロスを重ねる結果になりました。

走り切った後は、「リエゾン」になりますが、その前にマシンの修理。
どうせ、いつものケーブル切れだろ。と思ったら、キャブレターにつながるケーブルは動いている。
?ケーブル切れじゃない?

よくよく見ると、プラグコードが根元から引きぬけてました。

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こんなトラブルなったこともないし、コードの接続部はタンクの下。
さっそく、タンクとシートを外しての補修となりました。

その後、一般公道へ出て、リエゾン。
この時点で、PM3:00ごろ。
SS2つを含む200KM近くの行程をマキシマムタイムの夜8:00までにこなさなければなりません。

あわててスタートして、最初のダートにはいるところで、さっそく、前から戻ってくる参加者。
ルートに示されている林道がゲートで閉鎖されているとのこと。
一般公道を使うラリーでは、こういった予期しないアクシデントが頻繁に起こります。

こういったときにどういった対処をするのかもラリーのテクニックのひとつ。
ほとんどの参加者はこの場でオフィシャルの指示を仰いだようですが、私は、何人かのエントラントと、地元の方の意見をいただき、止まることなく、ルート復帰。
順調に距離を重ねることができました。

スタートのときに、降り続いた雨は、このころには小康状態となり、ほぼやみ、「このまま、やんでくれるかな?陽気もいいし、日差しはなくても、これは気持のいい4日間になるかも!」なんてこのときは思っていました。

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しかし、雨は少しづつ強くなり、今日2つ目のSSに着くころには、大雨。
視界も悪く、路面もかなり荒れていて、困難なSSでした。

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3つ目のSSは、20KM以上もあるロングダート。
林道ツーリングをしたことがある方ならば、おわかりになると思いますが、20KMのダートというのは、けっこうハード。しかも夕暮れの薄暗い時間帯にはかなり走りにくい。
北海道特有のハイスピードダートであるにも関わらず、いきなり深いワダチが出現したりもしますので、かなり怖い。

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長いSSをこなして、なんとか時間内にゴール。
今日、最初のルート閉鎖をともにクリアしたHP2で参加のSさんとゴール後、初日ゴールの喜びを分かち合います!

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このSSでは、転落車が続出。
1200GSでハラグループで一緒に参加したHさんもこのSSで、3M以上も転落。
SSが終了するまでは、回収作業ができないため、誰もいない真っ暗な山の中で2時間半も救助を待っていたそうです。ビバークに帰ってきたのは、日付が変わるころでした。

今日は、キャンプではなく、「日高山荘」の宿どまり。

お風呂に入って、おいしいバイキングを食べて、明日、お天気が回復するのを期待して、久し振りに再開したラリーの仲間たちと、夜の12時すぎまで飲んでました。

 

北海道4Days2011 参戦記3

○Day2 404.09KM

今日も雨。
しかも、さっそく404.09KMと、長い一日。
かなりきびしい1日となりそうな予感。
今日は、たくさんのトラブルが待っていました。

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今回も、着ているウェアは、15年前に購入したゴアテックス製のMSRのISDEジャケット&パンツ。
これに、ゴアテックスのインナーソックスをブーツの中にはいています。
昨日は、若干小康状態のお天気だったので、雨具を着ないでこのウェアでスタート。
ゴールまでこのままでしたが、途中、かなり強い雨にあったにも関わらず、上半身の一部が濡れたぐらい。
足はまったく濡れておらず、下半身の下着もまったく濡れていませんでした。
15年以上使っていますが、これ以上のウェアって、出会えません。

今日も、雨具を着ないで、このままスタートです。

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今年は、BMW2Vの参加者が多く参加されていました。
HPNでファラオラリーに参加されている田中さん、広島からG/Sで参加のASOさん、昨年からお世話になっているBASICの「ともあき」さん。100GSで参加されている方もあと2台。
総勢6台の2Vで、同クラスバトル?も楽しみです。

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「フリーライドマガジン」の三上編集長もでっかい「トライアンフタイガー」で参加。
この時点ですでにボコボコ。
まさにオトコの乗り方って感じです。

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スタートして、すぐ、昨日転落車が続出したSSを逆走するSSが2つ。
転落しないように、この2つは無難に終わらせます。

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そのまま、距離を稼ぎますが、ここでトラブルが続出。

まず、昨日の後半からおかしくなり始めたフロントブレーキレバーがまったく動かなくなる。
マップホルダーの固定が破損して、昨日の最後のSSでは、マップホルダーをはずして、抱えて走る羽目に。
ICOも、距離を表示したりしなかったりで、おかしな動作に。
電動マップホルダーも作動しなくなりました。

しばらくだましだまし走ってましたが、ハラをきめて、リエゾンの道の駅の軒先に入って、修理。

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かなり長い時間かけても、すべて直すことはできず、最後尾に。
いつもなら、「なるべく後ろを走って、ラリーを楽しむ」なんて言っているんですが、それは、トラブルがまったくないときの余裕。
最後尾を走るということは、トラブルがあっても、誰も助けてくれない。ということ。
修理に時間をかけると制限時間に間に合わなくなる。ということ。

先を急ぎます。

トラブル続きの今日でしたが、ルートは最高。
フロントブレーキが利かなくても楽しめる林道やルートが盛りだくさんでした。

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そんな快適なルートでしたが、雨はますます強くなり、きっちり撥水加工+曇り止めをしたシールドもゴーグルも役に立たなくなり、しかも濃い霧が発生して、さらに視界が悪くなっていきます。

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そこで、シールドを空けて走っていたところ、ヘルメットと頭の間に、「バチッ!」とハチが飛び込んできました!
あわててとりだそうとしても、なかなかとれない。
止まってヘルメットを脱いで、ようやく撤去。
ハチが暴れたときに刺されたようで、しばらくして、刺された左目の周りがまひしはじめ、まばたきも難しくなってきました。
しかも、だんだん視界が濁ってくるという状態に・・・。

これはやばいぞ。と思っても、ほぼ最後尾なので、誰も来ません。
しかも、ここは林道のど真ん中で街もはるかかなた。お医者さんなんかいません。
車体のミラーをみながら目の周りを洗い、時間はないのですが、しばし休憩して、再出発します。


マシンと体にトラブルを抱えつつ、気温ひと桁にも下がる雨の北海道のリエゾンを、ひたすら距離を稼ぎます。


たぶん、刺されたあたり。
こんなルートを気持ちよくかっ飛ばしていたら、「バチ!」ときました。

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長い林道を抜けたあたりで、道の駅があり、お昼を食べている参加者のみなさんにようやく追いつきました。
私はトラブル&目の調子を回復させるために町へ急ぎます。

音更の街は結構大きく、かなり大きなホームセンターもありました。
ここで、まずはICOの修理。
動いたり動かなかったりは、配線の断裂「しかかり」が原因のようで、圧着部品で結合したところ、完全復活。
マップホルダーも大量のタイラップで固定。
あとはFブレーキですが、ブレーキ液の「フェード」が原因では?とブレーキフルードを街中さがしますが、見つからず。
目の方は、とりあえず洗面所で洗い流して、先を急ぎます。

今日は、幸運にも夜に予定されていたSSは、悪天候のためキャンセル。
リエゾンでオホーツク海ぞいのビバーク地「晩成温泉」に向かいます。

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温泉といっても、今日の宿泊はキャンプ。
雨に降られながら、1日の走行で疲れた体にムチ打って、テントを設営します。

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キャンプでもエントラントは温泉につかることができます。
温泉に入って、目のあたりを少し漬けていたら、すこし視界が戻ってきた・・・・。ような気がしました。

今日のごはんは、ジンギスカン。

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たくさん抱えたトラブルはとりあえず忘れて、みんなとの楽しい食事を楽しみました。


 

北海道4Days2011 参戦記4

○ Day3 405.95KM

相変わらず雨の降るなか、3日目の朝を迎えました。

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昨日ゴールした時は、わからなかったんですが、キャンプ場はオホーツク海に面したきれいなところ。
晴れていれば、きれいな夕日に向かってゴール!というロケーションだったそうです。

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ラリーの朝はミーティングから始まります。
前日に何時開始かが貼りだされ、その時間きっちりに始まります。
その日の概要、SSの情報、なにより重要なチェックポイントの設立時間、距離数が発表されます。
ひとつでも聞き洩らすと、その日の走行に支障をきたすだけでなく、大きなペナルティをくらいますので、みんな真剣に聞きます。

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ラリーというのは、やっぱり順位を競う競技であって、10年以上前の2バルブBMWで参加していても、順位は気になるもの。
昨年は表彰式の時に名前を呼ばれる「30位以内」を目標にして、ぎりぎり30位だったので、今年は、「20番台」を目標にしています。
今日までのリザルトは22位。
A-TECでの片肺走行で遅れたタイムを少しづつあげることができています。

2バルブクラス?では、田中さんが私と4分34秒差で16位
いつも同じくらいの順位でバトルになるともあきさんが、3分35秒差で23位。
2バルブクラスでは2位と私大健闘です!

もうちょっと頑張れば!なんですが、昨日から治らないフロントブレーキのおかげで、ペースを上げるにはいまひとつ不安。
スタートしたら、街に戻って、ブレーキフルードを探すようかなあ・・・。なんて思っていたんですが、田中さんに相談すると、フロントブレーキのこの手のトラブルはよくあるとのことで、「ブレーキレバーのユニットのポンプ部分に、オイルを垂らすかCRCを吹けば治るよ。」とのこと。
言われた通りに、スタート前にCRCを吹いてみると見事復活!

以前も田中さんに教えていただいた取り回しや改造でいろいろうまくいったこともあり、感謝感謝!です。
私にとっては、2バルブBMWのプロフェッサーみたいな方です。

その田中さんの車体。
私と同じBasicですが、サスペンションは前後ホワイトパワーのものに。
ラリー前に完全オーバーホールしたとのことで、排気音も非常にかろやかです。

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今日も雨と霧の中、スタートです。

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朝のSSがキャンセルになったので、400KM近い長いリエゾンを走った後、ビバーク前にSSがあります。
今日は比較的設定タイムがゆるいので、ガソリンスタンド等で何台も集まり、談笑します。

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ともあきさんもガソリンスタンドにやってきました。

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奥様はラリー中の旦那さんと離れて、車で北海道旅行中。
ゴール地点のA-TECでまた落ち合うことになっているそうです。
そんな奥様がともあきさんのハンドルバーに貼ったメッセージ。

素敵です。

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北海道での休憩地点は、「セイコマート」。
関東ではほとんど見かけませんが、北海道ではコンビニといえば、ほぼここです。

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そんなリエゾンを北海道的な速度で順調に走っていると、道端で人だかりが。
なんと、ともあきさんが転落していました。

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数人がかりで引き揚げ、見事復帰。
転落しても、ほとんどのエントラントはなんらかの方法で車体を引き上げて復帰していきます。

こういったラリーを完走するには、様々なトラブルをクリアできるテクニックや経験を備えるのは当然ですが、他の参加者に助言してもらえる、助けてもらえる立場になっておく。コミュニケーション能力って言うのも結構重要だと思います。
「それ」を当てにするのは、筋違いですが、他の参加者の方と楽しくコミュニケーションを取ることも、完走できる確率を上げるコツかもしれません。
また、ラリー期間中も楽しいですし。

今日は、観光スポットもありました。

タウシュベツ川橋梁です。
湖の水位によって、沈んだり出てきたりする橋だそうで、今回は見ることができました。

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ここで一緒になったのは、「いまっぽ」こと今藤さん。
全国のエンデューロレースを渡り歩く猛者で、89年の「レイドカムロ」から、知り合って22年経っています。
関西に引っ越したのを機になかなか同じラリーに参加することはなかったんですが、92年の「ツール・ド・ブルーアイランド」以来19年ぶりに同じラリーを走ることになりました。

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チェックポイント開設時間にはまだ時間があるので、各エントラントは思い思いに時間調整をします。
そんななかで、林道の手前にあった山荘風のレストラン。

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お店では、おしゃれでおいしい定食が食べられたそうなんですが、遅れていった私には席がなく、外にケーキセットを出前してもらいました。

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雨で冷えた体をコーヒーとケーキで温めます。

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出発しようとしたところで、ともあきさんは、パンク。
初日に続いて、2回目のパンクだそうです。

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開設したチェックポイントで、チェック欄にハンコをもらい、ふたたび走りだします。

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北海道の草木の生命力。
ワダチのまんなかにハスがたくましく生えていました。

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止まるたびに、「お、あっちの空は明るいぞ。ということは、これから晴れるぞ」

「さっき携帯で見た天気予報によると、この地域の降水確率は10%以下だ。ようやく雨具が脱げるな。」

「ドライブインで見たライダーは雨具を着ていなかったぞ・・・。」


と希望的観測100%でかわされるエントラント同士の会話もむなしく、雨は弱まるどころか、強く、激しくなっていきます。
さっき、ケーキで温めた体温もあっというまに消失。
たまらず、ドライブインでラーメン食べて、空しく空を見上げます。

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雨のルートをウラルも激走します。
我々と同じルートを同じタイムスケジュールで走っているのは、すごいです。

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最後のSSにたどり着くころには、ようやく雨がやみました。
超ハイスピードのSSを全開でかっとばします。

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SSを抜けたら、一路ビバークへ。
さんざん思わせぶりな天気に苦しめられましたが、今度こそやんだみたいです。
ビバークまでの数十キロ。
ジャケットのベンチレーションを全開にして、ファスナーも開け、全身で風を浴びて、少しでも衣類を乾かそうと努力です。

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この日のゴールに一昨年エクスペリエンスランで参加。今年はご主人とラリー部門に参加している「まくさん」とゴール。
御主人が2日目にマシントラブルでリタイヤしてしまったため、「ラリー未亡人?」になってしまいましたが、見事完走。
表彰式の前にきちんとメークされていたのが、女性エントラントらしく、素敵でした。

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ともあきさんは今日のパンクの後、ヘッドライトが点灯しなくなり、部品を探しに行っていたとのこと。
なんとか暗くなる前にゴールです。

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今日のビバークでは生ビール(有料)プラスバイキング料理でした。

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リザルトは、今日のSSはハイスピードコースだったせいか、あまり差はつかず、22位のまま。
一緒に参加したハラグループのHP2のNさんとは、昨日の時点で30秒程度の差だったので、今日はなんとか抜けないか!と頑張りましたがNさん好調で、今日のSS7位!
1分30秒も差をつけられてしまいました。


スタートしてからずっと思っていること。

「明日は晴れてくれよ」と思いながら、最後の夜を過ごします。



 

北海道4Days2011 参戦記5

○ Day4 204.73KM

雨にたたられ続けた2011年北海道4Daysも今日で終わりです。
今日はSSを1本走り、204KMのリエゾン。
最後にA-TECでの「ファイナルクロス」でゴールになります。

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選手の荷物は20KGまで主催者が運んでくれますので、ライダーは身軽に走ることができます。
荷物の重さを感じることなく。思いっきり4日間のライディングを楽しむことができるのも、ラリーの楽しみの一つです。

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スタート前の2バルブ3人衆。
毎日起こるトラブルにも負けず、走り続ける80GSBasicともあきさん。
G/Sで、参加のASOさん。
私。

22、23、24位でスタートです。

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スタートしてすぐ、今日のSS。
1分30秒差で前を行くNさんに、とにかく勝ちたい!!とパンク覚悟でエアを落とし、スタートに備えます。

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SSをスタートすると、前半はとにかく超ハイスピードダート。
後でICOメーターの最高速度記録を見ると、134KM!出てました。
このSSでは、1か所分岐があり、多数のミスコース車が出たようでした。

私もミスコースしかかりましたが、ミスコースから出てきた参加者がいたため、それを見て、オンコース走行。
ミスコースした車両が多かったため、今大会最高のSS10位で終了しました。

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その後は、ゴールのA-TECまでリエゾン。
お天気も完全に回復。
雨具を完全に脱いで走ります。

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ルートの最後の林道では、土砂崩れがありました。
さすがに4日間を走りぬいた参加者。
ちょっとしたセクションのようにひょいひょい走り抜けていきます。

車高の低いGSの私は、丸太にのりあげ、亀の子になってしまい、皆にバシバシ写真を撮られてしまう羽目になりましたが・・・。

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ルート途中の富良野のロードサイドのお店で、メロン、アスパラ、ジャガイモ、冷やしトマト。と夏の北海道の味覚をようやく口にすることができました。

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最後のリエゾンもお天気最高。

雨具を着なくていいのがうれしい。
太陽がうれしい。
乾いた路面がうれしい。
ゴーグルが曇らないのがうれしい。
ウェアが乾いているのがうれしい。
青空がうれしい。

お天気がいいってことは、こんなに幸せなんだ。と感じながらの最後の走行でした。

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そして、ファイナルクロスが行われる会場にゴール。
JECのゲートが出迎えてくれました。

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これから行われる「ファイナルクロス」は、いままでの単独で走るSSとは違い、昨日までのリザルトごとに4組に分け、横にならんで、「よーいドン」をやるSS。
一般の方にもラリーを知ってもらおうという趣旨で始められたもので、たくさんの観客のみなさんが集まっています。

私は、2組で出走。

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一斉にスタート!

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昨年と同様、ぬたぬたのコースを4日間走った減ったタイヤ+重量車で走るのはなかなか難しく、悪戦苦闘。

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ここでも、2バルブバトル?をくりひろげます。

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どろどろになって、ファイナルクロス終了。
これで、すべての競技区間が終了しました。

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このファイナルクロス。
最も会場が沸いたのは、ジムニーとウラルのファイナルクロス。
特にウラルは、逆ハン切りまくりで、まさに昔の「人造人間キカイダ―」をほうふつとさせる走りで、とにかくカッコ良かったです。

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会場から走って、4日前にスタートしたA-TECにゴール。
雨続きで大変な日々でしたが、終りが良ければすべてよし。
最高の4日間でした。

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ファイナルクロスの時、順位が近かった数人の方がいないのが気になりました。

1分30秒差で、私の前にいたNさんは、今日の最初のSSで、例のミスコースポイントで、ミスコースした車両と接触。
補修等で時間がかかり、CP、ファイナルクロスに間に合わなかったとのこと。
残念です!

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ともあきさんは、今日は電装にトラブルが起きて、エンジンがかからなくなってしまったとのこと。
ファイナルクロスは走れなかったのですが、たびかさなるトラブルを乗り越え、きちんと完走です!

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そして、表彰式。
総合17位(出走50台中)インターナショナルクラス(排気量600cc以上に加え、車重も160kg以上のクラス)では3位に入賞することができ、初めてのシルバーメダルを手にすることができました。

「2バルブクラス」では2位でした(?)。

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最後は、上位3台を囲んで晴天の空の下、記念撮影。
今年の北海道4Daysも最高の気分で終わりました。

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レースが終わると、車体をトレーラーに積み込み、我々は飛行機でその日のうちに帰宅。

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ついさっきまで、北海道の空の下でGSを走らせていたのは、夢だったかのように、お仕事を開始。

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日常ラリーDay1が、さっそくスタートしました。

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