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建築士定期講習2014

建築士定期講習をうけてきました。
はやいもので、あれから3年も経ちました。

この講習は2007年の建築基準法改正で、できた制度で、設計事務所に勤務する建築士は、3年ごとにこの講習を受け、考査に合格しないといけません。
建築士免許の書き換え講習みたいなものです。

この講習は、朝9時半から午後4時までみっちりと分厚いテキストを使って講義をおこないますので、普段授業なんかうけていない自営業設計事務所勤務者にはなかなかハードな一日です。

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欠席はもちろん。授業前に席についていなかったり、早退した場合は、出席扱いにならず、再受講になります。

講義は、基本的な法規や工法の確認はもちろんですが、新たにできた法令や、制度についての確認事項もあります。
今回は東日本大震災のあとにできた政令、津波についてのことや、省エネルギーの制度についての追加項目が結構見られました。

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最後に行われる考査は、テキストをみて行うのですが、ボリュームのあるテキストを使うので、きちんと講義を聞いて、付箋やアンダーラインをひいておかないといけません。
講義の時間に居眠りなんかして、これらの作業を怠ると、どこに問題の項目があるかわからず、時間内に考査を終えることができない状況に追い込まれますので、必然的に講義中も真剣に聞かざるを得ない状態になり、結構緊張感もあっていいです。

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相変わらず、賛否両論あるこの制度ですが、新しい法規についてのインフォメーションを受けられたり、確認できたりすることも多々ありますので、私のように個人事務所で仕事をする者にとっては、ありがたい制度です。

 
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それが許されるんなら。

練馬区立の小中学校で、完了検査を9割が受けていないことが判明。
確認申請すら受けていないのが、2割もあったとか・・・。

担当者の見解は、「工期がきつくて、完了検査前に使用せざるを得なかった。」
「確認申請取得に時間がかかるから、取らなかった。」、「昔はそんなもん(確認申請なんか出さなかったし、検査なんか受けなかった)だったから、そのままきてしまった。」

昔はそうだったかもしれませんが、あの2007年
「吐き気がして、頭痛がして、悩み過ぎて目がかすんで、苦しくて、時間がかかって、大変で、なにより施主さんがとんでもない状況に追い込まれながらも、確認申請を降ろし、着工するよう苦労していたあの時。
練馬区の小中学校を建設される部署のみなさんは、「確認申請取得に時間がかかるから、取らないで。」着工していたわけですね。

当時、練馬区に新築した住宅もあり、区役所に確認申請を出して、そのときの担当者が言った言葉。
「決まったことなんだから、きちんとやるのが当然。確認申請が下りないのは、あんたたち工務店や設計事務所が悪いから、降りるのがおそいのはおれたちのせいじゃないよ」

そんなことを言っていた同じ時期に。

あの立派な展望レストラン付きの20階建て区役所ビルの16階に机がある当時の担当者の方は、エレベーターで4フロア上がるだけで確認申請の打ち合わせができる方々が確認申請が降りる前に着工した理由、「確認申請取得に時間がかかるから、取らなかった。」を見逃してたわけですね。

「とるのが大変だった」って、同じ庁舎じゃないですか。
重箱の隅をつつくように受けた指摘を修正するために、何度も行く我々より楽ですよね。

「工期がきついからとらなかった」が、OKならば、当時、6ヶ月も着工が伸びて、仮住まいの費用がかさんだみなさんは、どうなのか。
確認申請なんかとらないで着工してしまうのが正解だったのか。

小中学校の校舎を建てるといえば、かなり大きなゼネコンさんのはず。
そんなみなさんが取らないんなら、町場の工務店さんなんか、やらないですよね。

でも、罰則も具体的にはないんですよね。

実際、未だに「ウチのお客さんは自己資金でやるんだから、確認申請は出さないんでいいんだよ」なんて平気で言う工務店の社長さんがけっこういます。

そんな人たちは、間取りだけ決めて、すぐ着工。あとは建てながら決めていく。というスタイルですから、打ちあわせ回数も少なくて済むし、確認申請のお金もかからない。工期も短縮できて、施主さんも喜ぶ・・・。になって、実際儲けてますし、評判もいいです。

そんな話しを聞くと、確認申請の作業をするのが、空しくなりますね。



 

スリムになりました。

現在進行中の木造2階建ての確認申請書面です。

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これが、2007年の建築基準法改正ごろの確認申請書面のボリューム。
4年間でだいぶスリムになりました。

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書面が少なくなった原因は、各部材を国土交通大臣が「使ってもいいよ」とハンコを捺した書面を最近は添付しなくてもよくなったこと。
コピーを添付していた理由は、審査機関が「必要なんじゃないか?」という独自の判断で申請を受け付けるときに自主的に添付を求めていた経緯のようなので、お国がいらない。といえばなくなるもの。
当時から、「いらないよ」と言っていただければあんな手間要らなかったですし、一般住宅の確認申請に6か月もかかる。なんてとんでもない事態にはならなかったと思います。

2007年当時も、ブログで嘆いてましたが。あれから4年。書面がスリムになり、検査自体もスリムになった気もします。

その代わり、瑕疵担保法等、新しい制度ができて、経費は増えてますが。




 

3種の検査

工事が概ね完了すると、完了検査を受けます。

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建築基準法改正前は、検査といっても検査を受けてもなにがあるわけではなく、実務上はそれほど重要なものではありませんでした。

しかし、様々な問題が発覚した例の事件のせいで「建設業許可を取っている業者」に限り、検査のウェイトがかなり重くなってきました。
また、その後に施行された「瑕疵担保法」により、この検査も受けることとなり、書く書類も非常に多く、業務にかなり負担をかけています。

また「フラット35」等、住宅の仕様で融資条件が決まる制度を利用する場合は、検査時に建築基準法、瑕疵担保法、フラット35の資料を用意。
特に木造3階建て住宅の場合は、それぞれの制度で適用される基準にも適合させる必要がありますので、3種類の施工資料を確認しながら行う必要があり、それを書面におこしますので、さらに大変。

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検査時も「ここは基準法ではこう」「ここは瑕疵担保ではこう」。なんて会話を検査官の方と行います。

地方のあまり規制の少ない地域では特に問題ないのですが、東京都の法規制が厳しい地域で木造3階建てをやると基準法を守ると瑕疵担保法の規定に適合できない。
「基準法の検査には通ったけど、瑕疵担保法の保険には加入できない」。

自動車でいうと「車検は通るけど、強制保険に加入できない」なんておかしな状態になることもあります。

現在の法形態になってそろそろ2年。
施工物件のほとんどが東京都内の木造3階建て住宅の当社ではようやく慣れてきた感がありますが、年に1・2棟しか新築をやらない。業者さんが木造3階建てをやる場合は相当苦労されているようで、確認申請を通すだけで1年かかった。なんて業者さん。
「今の東京ではまっとうな木造3階建てはもうできない!」なんて宣言する業者さんもいらっしゃるようです。



 

建築士定期講習合格

2月に受けた建築士定期講習後の修了考査の結果が郵送されてきました。

結果は35問中32問正解。

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テキストを見ながらの考査ですので、問題ないはずなんですが、通知が来るまではやっぱり心配。

この講習&考査を3年ごとに行うことが建築士には義務付けられます。

これで、建築基準法改正後に新しくできた講習、手続きはすべて完了。

あとは、これ以上増えないことを祈りますが、今回の地震で、また増えるんだろうな・・・。 
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