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彼女のカレラ

「彼女のカレラ」という作品が、終了します

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ストーリーは、スポーツカーにはまったく縁のない。AT免許しか持っていなかった雑誌の女性編集者が、父親の形見のポルシェ964RSを手に入れることによって、クルマを通じて、いろいろな出会いや経験をして、成長していく・・・。という物語で、趣味としての車にはあまり縁のない自分でしたが、連載開始からファンでした。

というのも、この漫画に出てくるポルシェカレラRSという車体は、世代的にはかなり旧式ではあるんですが、「乗る人が乗れば」速いクルマ。
近年の電子デバイスに頼ることなく「操る喜び」を感じさせてくれる最後のポルシェ(と勝手に・・・。)

当時、自分はオフロードバイクのみ。それもダートをいかに気持ちよく走れるか。レースで走れるか。それのみを考えてバイクを選んでいました。
「排気音にしびれる!」とか、「俺は○○のメーカーしか乗らないんだ」とか、「このバイクのスペックは・・・。」なんていうのには、まったく興味がなく、バイクはテニスのラケットとか、野球のバットと同じ。使い勝手がよければいいんだ。だから、メーカーにもこだわらないし、スペックにも興味なし。バイクに乗っていながら、「バイクには興味がなかった」んです。

そんなとき、今の愛車BMW R80GS BASICに出会いました。

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このバイクは、次世代のモデルである1100系列の車体が出たあと、さかのぼるように空冷エアヘッドという前世代のメカニズムを備えて発売された車体で、発売のきっかけや、ユーザーに求められていた背景が彼女のRSと非常に似ていました。(ポルシェと同じドイツ車、フラットツイン空冷エンジンという共通点も・・・。)

美しさにひかれた。というより、「オートバイが欲しい。」と思った車体はバイク生活23年目にして初めてのことで、しかも、発売の経緯を知った時、まさにこの「彼女のカレラ」を思い出してしまいました。

それまでは、あまり他の人と一緒に走ることは好きではなかったので、ツーリングやレースもひとりで行っていたのですが、このGSを手に入れてから、麗菜のようにたくさんの仲間と知り合うことができ、それまでは、バイクと仕事を絡めることもしていなかったんですが、GSのおかげでたくさんのお仕事の縁もいただくことができました。

GSを手に入れることによってはじまった、ここ数年の自分と、RSを手に入れることではじまった彼女の生活があまりにも似通っていたため、大変楽しみにしていた作品だったので、本当に残念です。

また、14巻。ポルシェタルガに乗るソムリエの浜 詩織との飲酒運転のエピソード。
「ダイハツコペン」やフランス車「トゥインゴ」のエピソードで語られた軽自動車の魅力。
物語の随所で語られる高速道路のサービスエリアでわがもの顔にふるまうミーティングの車集団の問題等、

自分をとりまく他者、他車、家族、世間と「社会人として」付き合っていくのは、いかようにするか。という問題定義も作品の中でされていて、バイクや車だけを優先することなく、家族や社会ときちんとつながっていくための「家」を提案する自分のお仕事についても考えさせられるコトも多く、影響を与えてくれた作品でした(まあ、時々暴走してしまう登場人物もいましたが・・・)。

今回の終了は、あくまで、この出版社上での終了で、新たな出版社を探して、再開をすることを目指すそうです。

まだまだ、彼女とRSの物語を、自分とGSとともに楽しんでいきたいと思いますので、ぜひ、再開していただきたいものです!


自分が一番お気に入りなのは、やはりこの14巻。
趣味としての車にはまったく縁のない自分ですが、ポルシェタルガがちょっと欲しくなってしまいましたね(^-^)

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平常運転に戻ります!

ラリーモンゴリア漬けだった8、9月のこのブログですが、そろそろ平常運転に戻ります。
この2か月も、ブログだけ書いてたわけではなく、お仕事もきちんとしておりました(^_^;)

現在、都内のガレージ建設と、千葉でのガレージハウス計画。都内でのビルトインガレージ住宅のお仕事等進行中です。

この期間に、HPもリニューアルしましたので、新規のお仕事やご相談もいただいたのですが、やっぱりガレージをつくってご家族と過ごす難しさ。
バイクとともに過ごすガレージハウスって一言で言ってもなかなか難しく、「分かってる」業者さんってなかなかいないんだなあ。という印象を受けました。

よくあるご相談が、

・バイクを家に入れたい。と何度言っても理解してもらえず、何回直してもバイクは外に置くPLANになってしまう。

・「バイクをトランポに積む」ということがどういうことか分かってもらえない。
 「なんで走っていかないんですか?」という問いに対して、答えるのが嫌になってきた。

・東京都内で土地を購入すると、ほとんどが軒高を5M以内に抑えなければいけない第一種、二種高度地区なので、ガレージを作るのは無理だよ。と言われる。

・バイク好きの設計者の方と盛り上がってPLANを作ったら、家族の意見やスペースをないがしろにしてしまい、家族に「好きに作れば!」と言われ、家族との仲が険悪になってしまった・・・。


また、オフ車乗りには洗車の問題。
最近は、SNSをはじめとしたネットでの情報交換のやりとりとか、なかなかいろいろな要因があり、これらの事項は学校で教わったり、本で得られる知識とも違います。


当社のガレージハウスは、雑誌の一面を飾るようなセンセーショナルな外観やテレビでやっているようなカラクリがある訳ではありませんが、自分が東京都内で、家族と共にホイールライフを楽しんで身に付けたエッセンスをフィードバックしてPLANに生かせればと思っております。

今回のラリー参戦で、そんなエッセンスがいくつか増やせたんではないかな?とも思っております。


これからも、こちらのブログでは、そんな情報を掲載していければと思っておりますので、よろしくおねがいいたします。

ちょっと、見やすくなったホームページもぜひ、ご覧下さい。









 

ラリーモンゴリア2012 「ラリー編」①

〇DAY0 初日

4時間半のフライトの後、チンギスハーン国際空港に到着。
乾いた肌寒いほこりっぽい空気。ホテルまでの移動の際の穴ぼこだらけの舗装路。ダート道にさっそくカルチャーショック。
1時間ほど、バスにゆられて、ようやくホテル着。

さっそく夕食。
ハンバーグのようなひき肉料理に、ライスとちょっとした野菜がついている。
はじめての国の食事は不安だったけど、なかなかおいしい。

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落ち着いたところで、ホテルのSSERスタッフに円を現地の通貨「ツグルグ」に替えてもらう。
年によって、参加者が殺到するため、空港で両替ができなくなってしまうこともあるようですが、今年はSSERのスタッフが「1万円分、2万円分」と準備してくれていたので、特に問題はありませんでした。

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レートは、だいたい、100Tg≒6.6円。
現実に流通する単位としては、100円≒1501Tg
ホテルでビールやコーラを買うと、2500~3000tgなので、実際に使うのは、1000や2000のお札が多い。
ガソリンは、リッターあたり1570tgぐらいなので、最大で、1日30Lガソリンを入れるとして、7日間で210L。
1570tg×210=329,700tgで、だいたい22,000円くらい?
その他買い物をすることもふくめて、30,000円ほどツグリグに両替。

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単位が大きいので、日本円でいくら?と計算するのにちょっととまどうが、「ミサイルファクトリー」の小川さんが教えてくれた計算方法。

「0を一つとって、6掛け」1500tgなら、150×0.6=90円くらい?となる。
レートによっても違うようだが、おおむねこの金額で価値は分かるので、とっても便利。

お札の量がすごいので、財布はパンパン。

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いろいろカルチャーショックの初日。



■ モンゴルのホテル食事事情

ホテルで出てくる食事は、朝はソーセージとたまご料理。
昼はこんなスープに麺がはいっているもの。

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そのあとに、こんなメインディッシュが、「ドカっと」でてきます。

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このホテルだけか、モンゴル全般かはわからないですが、夜と朝は比較的控えめに。
昼はたっぷり食べる。という習慣のような気がしました。
また、テーブルには、胡椒や香辛料がよくのっていて、これをたっぷりふりかけるとさらにおいしくなります。

全日程を通して、日本人好みの味で、あまり海外慣れしていない日本人が食生活に困ることはないんでは?と思います。



〇 DAY0 2、3日目

今日はバイクを積んだコンテナが届く。ということで、朝からホテルの周りをうろうろ。
ホテルは、市外から10KM前後離れた郊外の「ハンリムリゾートホテル」。
市内にあると思ったので、けっこうな郊外感?にちょっととまどう。

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通関に時間がかかっていて、コンテナが届くのは早くても昼。とのことなので、ウランバートル市内に買い物に行く人達。周辺を散歩する人たちと、いろいろ。
自分は、パリダカ連続出場の「鉄人」菅原義正会長と、JRMの高橋さん、篠塚健次郎選手のナビを務める千葉さんと、目の前の山の登山。

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この日はお天気もよく、最高に気持ちのよい山歩きができました。

・・・・・・ですが、肝心のコンテナが来ない!
SSERのスタッフに聞いても、午前中に来る、午後イチ、いや今日中には・・・。となんとも歯切れが悪い。
あとで聞いた話では、通関に時間がかかり、この日の午後ぐらいまでかかったとか。
今回のラリーでは、「カルネ」を使って、「必ずこの車両は持ち帰ります」という約束をして持ち込んでいるので関税がかからない。のですが、近年は「ラリー」という名前で車両を持ちこんで、モンゴルで売って、関税も払わず国を去る。という手口が横行しているそうで、関税の事務局もかなり厳しくなっているそうです。

ただ、「ウチは20年以上これをやっているのに、なんで信用してくれないのかな?!」というスタッフの嘆きが、「きちんとやっている」人たちが必ずしもいい結果を得ることのできない不条理を覚えるとともに、それでもこのラリーを続けているSSERという組織の頑張りを実感する出来事でした。


で、夕方。ようやくコンテナ到着。

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2か月ぶりにバイクとご対面です。

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■シッピング事情

この「ハンリムリゾート」は、市内からかなり離れているため、一番近いガソリンスタンドまでも5.6キロあります。
「シッピング時には、ガソリンをすべて抜いておくこと」という項目があったのですが、スタンドへいくまでの若干のガソリンは、タンクに残しておきました。
例年ですと、それでスタンドへ行くぐらいなら行けるはずらしいのですが、今回は、ほとんどのマシンから完全にガソリンが抜かれていました。
やむを得ず、少しでもガソリンの残っている4輪にジェリ缶を渡して、ガスを買ってきてもらう・・・・。なんてことが必要でした。
これは注意してもどうしようもないことなんですが、対策を練れるのであれば、検討しておいたほうが良いかも知れません。

また、コンテナの中はかなり高温になるようで、不調になる車両もあるようです。
私のGSも、リヤホイールドライブのオイルが、漏れていて、「すわ!シールがダメになった?」と一時大騒ぎをしました。
結局、問題は無かったんですが、オイルシールの欠損等を起こす車体もあるとのことでした。



翌日は、マシン整備。

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ミーティング。

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一日降り続いた豪雨のあとに、現れた夕焼けをみながら、明日のスタートに思いをはせます。

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■ ラリーモンゴリアの宿泊、交通、保険事情

往復の航空券、スタート、ゴール前後のホテルの手配は、旅行会社がやってくれます。
個人で手配される方もいるみたいですが、車検やスタートをするホテルに宿泊したほうが便利ですし、モンゴル人と日本人の案内も付きますので、モンゴルがはじめての人でも安心です。
料金は、往復航空券+宿泊費で、出発空港によって違いますが、¥15万~18万円。

レースの際の備品の紛失、けが、捜索費用等が負担できる「ラリー保険」も、5万円~8万円前後で加入できますから入っておいた方がよいです。
こちらも、SSERで手配はしませんが、旅行会社へのコンタクトのお手伝いはしてくれます。

 

ラリーモンゴリア2012「ラリー編」 ②

〇 DAy1

いよいよスタート。
この時のために、長い期間準備をしてきたと思うと、緊張から震えが来ます。
体調も昨日からなんとなくすぐれず、朝食もほとんど食べることができませんでした。

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主催者から「ランチパック」とペットボトルの水をもらい、キャメルバックに移して、荷物を背負う。

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エマージェンシーキット、メディカルキット、イリヂウム携帯電話等、レギュレーションに示されたもののほか、このランチパック、キャメルバックを背負うとちょっとした重量になります。


今日は、予定では439.27KMのリエゾン(移動区間)を走り、253.29KMのタイム測定区間「SS(スペシャルステージ)」を含むバヤンホンゴルまでの692.56KMの予定だったのですが、途中の標高の高いルートが、氷結(!)してしまっているため、SSは行わず、移動のみとなりましたが、それでも総距離は657KMもあるので、決して楽な一日ではなさそうです。

ゼッケン1番。
モンゴルのボルドバートル選手を先頭に1分おきにスタート。

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今日の持ち時間は11時間。
自分のスタート時間は8時11分なので、PM7時11分までが持ち時間。
SSER山田代表に「舗装路は穴だらけなので気を付けて」。と声を掛けられ、ハンドサインでスタート!

ようやく「ラリーレイドモンゴル」が始まりました。


■ モンゴルの道路事情

モンゴルには、国の中央を貫く2本の国道があり、舗装されている道はここしかありません。
これを東西に移動して、だいたいのところで国道を外れ、北か南のピストを使って、目的地を目指す。というのが、一般的。

ただ、その舗装路も、穴だらけ。

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かなり大きな穴や、路面の波打ちもあるので、なかなか気が抜けません。



439.27KMのリエゾンは、舗装路の移動が続く。
途中、2車線のハイウェイもあり、お天気もよく、最高のモンゴルツーリングを楽しめました。

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ただ、昨日ガソリンを入れに行った時から気になっていたのですが、吹き上がりがとにかく遅い。
低速もスカスカで、ある程度スピードをあげないと、なかなか回転が乗らない。
今日は移動のみだから、キャンプについたら、キャブを見てみよう・・・。とこのときは思っていました。

何か所かで給油と、ICO(距離計)の調整をしながら、概ね予定通りのPM2時頃。CP(チェックポイント)にたどり着く。

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ここまでは、進行を指示する「コマ図」に従ってきたのですが、これからは、スタート前に知らされたビバークのGPSポイントを目指して自分でルートを切り開いて進まなければなりません。

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CPから、20KMほど進んだところで、ルートは未舗装路に。
コマ図がないので、ルートを選べるといっても、「ピスト」は無数にあり、どれを選ぶかはあみだくじ。
ルートによっては、大きなクレバスで進めなくなったり、川渡りに失敗して、水没したエントラントもいたとのこと。

自分は、今回のビバーク地に向かって伸びる「道路」がGPSに表示されている。との情報を他のエントラントから聞いて、そのルートをトレースすることによって、ルートを確立することができました。

基本的にGPSに入っている道というのは、おまけみたいなものなので、相当立派な道でなければ表示されることはない。
で、「表示されている立派な」道がこれ。

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日本人の目には、とても「道」には見えませんが、こちらではれっきとした本ルート。
すさまじいダート道をセダンタイプの乗用車や、古めかしいロシアンジープ。巨大なタンクローリーが走り抜けていきます。
日本では、いつもダートを求めている我々だが、彼らにはダートこそが日常なんだな。と思う。


ダートに入ってからは雨も降りだし、エンジンの調子は、どんどん悪くなっていく。
最終的には雷も鳴りだし、激しい豪雨となってきました。

結局、ゴールについたのは、PM6:40ごろ。
けっこうぎりぎりのタイム。
パンクやトラブルがあったら、間に合わなかったかもしれません。

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この日は、時間ピッタリにゴールすることが求められる「オンタイム制」だったため、時間ちょうどにゴールすることになっています。
モンゴルは、夜の9時ぐらいまで明るいため、午後7時ゴールでも、十分明るい。

なんとか初日はペナルティなしで生き残ることができました。
その後も豪雨は続き、初日の疲れもあり、エンジンを見ることはしませんでした。
今思えば、無理をしてでも、ここで整備をしておくべきでした・・・・。


今回は、「ゲル」に泊まる申し込みをしていたので、温かいゲルと食事でくつろげる・・・。はずだったのだが、本部ヘリが悪天候のため、到着していない。
指示系統が混乱し、食事の供給がない。
着替えやパーツを積んだトラックも途中で立ち往生しているとのことで、届いていません。

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濡れたウェアを脱ぐこともできず、急激に下がった気温のなか、ゲル内で震えることしかできない。
ゴールすれば、着替えがあることをあてにして、雨具を着ないで走ったエントラントは、低体温症の一歩手前になるくらい危ない状況。

なにも持っていないので、やむをえず、コマ図をマップホルダーからひっぺがして、敷物にして、横になります。

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結局、食事の供給があったのは、AM12時すぎ。
荷物が届いたのは、AM2時すぎ。

ようやく着替えて、眠れた後も、突風と豪雨は続き、生きた心地がしませんでした。

このラリーは、走ることだけじゃなく、ゴール後の過ごし方も過酷なんだな・・・。なんて思いながら眠りにつきました。




■ モンゴルのガソリン事情

モンゴルのガソリンは、オクタン価によって、3種類あります。
概ね、

A80 : 日本のレギュラーガソリンよりもオクタン価が低い。ラリーマシンにいれるのはちょっと危険。

A92 : 日本のレギュラーよりちょっと上、ハイオクよりちょっと下。って感じのオクタン価

A95 : 概ね日本のハイオクくらい?

ほとんどのエントラントはA92を入れていて、それで問題はなかったよう。

金額は、リッターあたり、1480tg~1600tgくらい。
日本円でリッター100円くらいが相場。

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スタンドの人は、簡単な英語も通じないが、給油の機械はきちんとしたものがどんな奥地にもあるので、ほしいガソリンの種類を指さして、機械が示した金額を払えばOK。

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セルフ式ではなく、店員さんがやってくれますが、タンクが左右に分かれている場合や、給油方法が特殊な場合は、給油ノズルを使わせてもらって、自分でやるとよい。
ほとんどのスタンドでは、やらせてもらえました。



 

ラリーモンゴリア2012「ラリー編」③

○ DAY2の1

翌日は、昨日の荒天がなかったかのような青空。

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準備に、朝食にと、スタート前のあわただしい時間は過ぎていきます。

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昨日の混乱により、今日のコースは大幅に変更。

SS370.94KMを行い、その後、CAP走行のリエゾンで100KMほど移動。
ビバーク位置、1時間の休憩、給油を義務付けられるRCP(レストコントロール)が長雨により、「水浸し」のため、移動となりました。

スタート時間は、AM11:00。長距離を走るラリーとしては、かなり遅めの時間ですが、スタート。

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スタート直後は、ハイスピードのピスト。
昨日から続けているように、「前が見えないところはきっちり減速、ジャンプしない」。を心がけ、サスペンションをいたわる走りに徹します。

CPまでは快調そのもの。朝のミーティング時に言われていたナビゲーションの難しい箇所もノーミスで抜け、CPに問題なく到着。
GPSを見ると、かなり慎重に走っていたつもりでしたが、平均速度は60KM前後。
これなら、日の暮れる前になんとかゴールできるはず。

その後、谷間を抜け、コマ図上に「DRY UPエリア」と書かれているところに。
コマ図を作ったときは、「ドライレイク」だったようですが、いたるところに水たまりやマディ、湿地のような箇所が広がっていました。

相変わらずエンジンの吹きあがりが悪いため、一度回転を落とすと、一気に失速するので、ピスト上の泥にはまるたび、スタンディングで回転を合わせつつ、ペースを維持するような走り方をしていきました。

そんなことをしていたエリアのまんなかあたり。タイミングを合わせるのを完全に間違え、泥の上で回転を急に上げてしまったようで、いきなりフロントからすっ飛ばされました。
100KMは出ていなかったとは思うが、80~90KMくらいは出ていたよう。

人間は前に飛ばされ、マシンは横向きに回転しているのが、視界に。
地面に激突したときは、プロテクターが衝撃を吸収してくれている様子がゆっくりわかるくらい冷静で、頭の中では、「ありゃ、やっちまった。体は大丈夫だけどここでマシン壊すと、あとあと大変だなあ・・・。」なんてのんびり考える余裕。

しばらく地面に横たわったまま、ぼーっとしていたが、体を起こし、振り返ってマシンをみると愕然。

フロントカウルは固定部が砕けて外れ、マップホルダーステーは曲がり、部品やGPSが、あちこちに「ちらばって」いました。
シリンダーを軸に回転したため、コマのように車体が回り、あちこちに部品をまき散らしたようでした。

せっかく日本で直したスピードメーターもこんなありさま。

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「うわ、よく生きてたなあ」。とぞっとする。
ただ、体はどこも痛くない。
プロテクターの重要性を改めて実感。

ナビ回りの部品を「拾い集め」、針金とタイラップで仮に設置。

で、出発しようとすると、ガソリンがキャブから漏れています。
なんだ?と覗き込むと、左キャブレターのフロートチャンバーのケースがない!
ケースを固定するクランプは外れないように、ワイヤリングすることを勧められていたのだが、川渡りで水没したとき、外すのが面倒だな・・・・。としていなかったため、転倒した際に吹っ飛んでしまったよう。

あわててコックをOFFにして、あたりを探しまわります。

ケースは見つかったのですが、泥に埋まってしまったようで、パッキンが見つからない。

さんざんあたりを探しまわって、なんとか発見。
キャブ内部も泥だらけでかなりまずい状態ですが、部品をきれいにするパーツクリーナー缶なんかもっていないので、できるだけウェスでふき取って、いいことじゃないことはわかっていますが、針金でジェットの穴を掃除。

フロートは無事だったようなので、オーバーフローもしていないことを確認して、走り出す。

吹けなかったエンジンはさらに吹かなくなり、最高速度はついに50KMくらいしか出なくなります。
なんとか、RCPまでたどり着き、1時間の休息の間になんとか修理しよう。とだましだまし走ります。

RCPにたどり着くまでは、コマ図に「TRIAL!」なんて書いてあるくらい、上がったり下がったりが激しい道が続き、しかも、ひょう、雨がまた降り出し、赤土の路面を濡らし、低速のない車体では、走るのが大変。

おまけに、一度ミスコースした際に、硬い草。「キャメルグラス」に乗り上げてしまい、脱出まで悪戦苦闘。

一度のミスをきっかけに、ボディーブローのように、少しづつ人間と車体の体力がうばわれていくかのような100KM。
ようやく、RCPにたどり着いたときは、マシンを直す体力もなく、ランチパックを口にするのが、せいいいっぱいの状態でした。

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ラリーモンゴリア2012「ラリー編」④

○ DAY2の2

義務付けられた1時間の休息と、給油をすませ、再び走り出します。
すでに、夕闇がせまり、周囲は薄暗くなっていく。

RCPでSSERのスタッフから、「この先のドライレイクは、湿地帯になってしまっていて、何台もの車両が埋まってしまっているため、重量車は抜けるのはほぼ無理。左方向にう回路があるはずだから、そっちへいきなさい。」

と注意を受けます。

5KMほど走りますが、マップと実際の景観が全く違う。
OVOOもないし、「看板」も見当たりません。
あとで聞いた話では、かなりの箇所で、雨と増水で目標物が流されてしまったとのこと。

概ねCAP(コンパスの示す方向)はあっているので、それをあてに走ります。
しばらく走ると、4輪車。ジムニーが追いついてきたので、4輪なら、ナビゲーターもいることだし、方向はあっているだろう。とついていく。

しばらくついていくと、ますますエンジンの調子が悪くなり、今度は、チャージランプもチカチカ点灯し始めた。
大きなピストに出たところで、もう、ハラをくくって修理するしかないや。と決めてて、ジムニーにお礼を言って、先に行ってもらう。

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まずは、チャージランプ。
GSは充電していない場合でも、300KMくらいは、なんとか走る・・・。なんて記事を読んだことがあったので、このままでもいけるかな?と思っていたのだが、ランプの点き方が尋常じゃなかったので、いきなり走れなくなるよりは。とチェックを始める。
充電しない一番の原因は、レクチファイア(オルタネーターボード)ではあるが、これはシッピング前に交換してあったので、ありえない。では、ヒューズか、他の電装部品か?とヘッドランプであちこち照らしながら原因を探る。

誰も周りにいない荒野に一人取り残されるのは、初めての体験。
まっくらなので、冗談ではなく、自分の手さえ見えない。
谷間にでもいるのかと思ったら、どうやら360°まっ平らな荒野にいるよう。暗いと、闇が壁のように感じられるのも始めての経験。
音がまったくしない。という感覚も初めて経験しました。


作業を始めてしばらくすると、まったく音のしないはずの闇夜から「・・・ゥウウ」という不気味な声。

やばい!野犬だ!と思うとともに、昼間、ゲルの脇を通ると、野獣のように追いかけてきて、脚にかみつこうとする獰猛な真黒で巨大なモンゴル犬の姿を思い出す。
飼われている犬ですらああなんだから、野犬だったら、どれだけ獰猛か。
広いところだから、ゲルがあれば光が見えるのに、見えないってことは、野犬に間違いない!これはやばい。

息をこらして、ヘッドランプをつけた頭を振りまわすと、光る目。

そっちへむかってゆっくり歩み寄り、「このあたり!」とオフロードブーツで思いっきり蹴りつけた。
あきらかに何かに当たった「グッ」っ的な音がして、唸り声は消えました。


・・・結局なんだったのかはわからないが、とりあえず危険は回避したようなので、作業再開。
結局レクチファイアではなく、バッテリーの端子と、配線の一部が振動で断線しかけていたのが原因のようでした。
きちんとつないでやると、チャージランプは消灯。

キャブは暗闇ではどうしようもないし、下手にばらして部品をなくしてしまったら、今度こそ完全に走行不能になるので、ケースだけ外して、清掃。とりあえず走れる状態に戻します。

そんなことをやっているうちに、ジムニーで参加のNO106。橋本さん/モンゴル人ナビゲーター、オギさん組が通りかかりました。
橋本さんとは、ホテルで同室だったこともあり、色々教えていただいた経緯もあって、顔見知りになっていました。

例の湿地帯を回避するルートを探しながら走っているから、一緒に行こう。
と言っていただき、しばらくジムニーの後ろを走ります。
ただ、暗闇でパワーのないバイクなので、しょっちゅう転ぶ。そのつど戻ってきていただき、フォローしてくれる。
申し訳ないので、今度は前を走るが、やっぱり路面が悪くなると転倒を繰り返してしまう。

結局足手まといになるので、先に行ってくれ。と何度言っても、お二方は「こんなところに置いて行くわけにはいかない」。とずっとフォローを続けてくれました。

目標のGPSポイントまで、あと30KMくらいになったところで、さっきの「キャメルグラス」が延々続くルートになり、4輪はなんとか走れるが、パワーのない現在のGSでは、ほとんど走れないところに差し掛かってしまいました。

これ以上足をひっぱるのは申し訳ないので、ホントに先に行ってください。とお願いして、自分はここでビバークすることにします。
暖かいお茶の入ったポットと、サイリューム(発光体)、いくつかの食料を手渡してくれ、彼らは先に行ってくれました。

さて。とエンジンを止め、空を見上げる。
光がまったくないので「とんでもない」星空が広がっていた。
しかも、地平線から金星を加えこんだ下弦の月が上がってくる。という生まれて初めてみる天体ショウが展開されていました。

実際は、すごく大きく見えたんですが、コンデジでは、これが限界。P8140110.jpg

天の川はきらきらと「波打ち」流れ星もすごい。願い事かけ放題。

なんとか写真を撮れないか。とカメラを空に向けて、ぶれないように、セルフタイマーをかけて撮影してみたが、あとで見たら写っていませんでした。
星空は、やっぱりリアルに見るしかないらしいです・・・。

気温も思ったほど低くなく、エマージェンシーブラケットを広げることもなく、眠れそう。

落ち着いたところで、イリヂウム携帯で大会本部に連絡を入れ、ゼッケンNOと、GPSポイント。今日はここでビバークする旨伝える。
例の湿地帯で埋まっていて、ゴールしていない車両がまだ何台かいることと、明日のステージの路面もかなりひどい状態らしいので、おそらくキャンセルになる。ということを伝えられる。
つまり、最悪、あさっての朝のスタートに間に合えば、リタイヤにならないということで、一安心。


周辺何十キロ、誰一人いない荒野でビバークという、はたから見るとけっこうシリアスなピンチ状態なのですが、そんな緊迫感や、パニック感はまったく感じませんでした。

10代のころから、サン・デクジュベリの「夜間飛行」、上温湯隆の「サハラに死す」。その他パリダカでリタイヤした人たちの紀行文なんかを読み漁っていたので、こういう経験も、それなりに身近に思っていたので、それなりに(?)楽しく感じることができました。
今は彼らの時代と違って、GPSで自分の所在地はわかるし、いざとなれば、助けに来てくれる「ラリー」というシステムの中にいるので、シリアスさの度合も比ではありませんが・・・。

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星空を見るのもいい加減あきたので、ランチパックの残りの魚肉ソーセージをかじり、ビスケットを口にして、水を少し飲み、寝ることに。

先ほどのように野犬が来る心配もあったし、野生の狼も、モンゴルはまだいるという話も聞いていた。
モンゴルに来てから聞いた話では、「オオカミは、まず、首を狙うんだ。だから寝ている時も首さえガードしておけばやられることはない。」なんて話を、嘘かほんとか聞いていたので、ネックブレイス(首のプロテクター)は、外さずに寝ることにしました。

寝つくまで、退屈なので、スマートフォンに入っている音楽をかける。
シャッフルの設定にしてあったので、ランダムに曲がかかるはずなのだが、なぜかかかるのは、「Perfume」の曲ばかり。

「ワンルームディスコ」の歌詞が、なんとなく、今の自分の状況を歌っているようでした。



なんだって すくなめ
半分の生活
だけど 荷物は おもい
気分は かるい

窓をあけても
見慣れない 風景
ちょっとおちつかない けれど
そのうち楽しくなるでしょ

新しい場所で うまくやっていけるかな
部屋を片付けて 買い物に出かけよ
遠い空の向こう キミは何を思うの?
たぶん できるはずって 思わなきゃしょうがない・・・・。



キーの高い彼女たちの声が、無人の荒野に吸い込まれていくのは、なんとなくおかしい。
モンゴルの荒野で、Perfumeを聞いてビバークするのは、おそらく自分が最初で最後だろうなあ。なんて考えながら、眠りにつきました。
 

ラリーモンゴリア2012「ラリー編」⑤

○ DAY2の3

寝るときは、それほど下がらなかった気温も、夜明け前にはかなり冷え込んできたため、朝方にはエマージェンシーブラケットを出しました。

朝になると、まさに360度なにもないところに、ぽつん。と一人いることがわかり、「広さをさえぎってくれる」ものが、なにもない空間に放り出されていることが認識でき、夜には感じなかった心細さが襲ってきます。
人間はなにかに包まれていないと不安になるもの。それが、布1枚のテントでもいいし、闇夜でもいい。と身をもって理解することができました。

改めて、壁、天井のある「家」というものが人間にどれだけの安心感を与えてくれるのか。ということを改めて感じます。

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リアル地平線から昇ってくる太陽を見ていると、本当に太陽は足の下に入って、足の下から出てくるんだ。ということを視認できました。

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真横から太陽の光があたってくるので、光でしばらくは地面が見えず、光が安定したところで、GPSの矢印を見ながら走りだす。
最初はキャメルグラスに悪戦苦闘しながらの走行だったが、しばらく走ると、概ね距離のあっているピストに合流し、SSのフィニッシュにたどり着くことができました。
最後尾かと思ったら、まだ何台か、未着の車両があるとのことで、自分の知っている限りの情報を伝えて、ビバークへ向かいます。

ビバークは、ここから60KMほどとのことで、GPSのみで移動。
経由地の「ボグト」という街へまずは向かうのだが、GPSポイントが近づいても、ちっとも街らしくならない。
GPSポイントは、草原のど真ん中・・・・。
悪い時には、悪いことが重なるようで、GPSポイントの数値を間違えて打ちこんでいた!

それでも、GPSを確認してみると、幸運にも、ビバークはここから直行で10KMほど。
転換点を修正して、ビバークへ向かう。

11時頃、ようやくビバーク到着。長い一日だった・・・・。



ビバークに到着すると、夜明かしした自分を皆が心配してくれ、いろいろ手伝ってくれた。
かなりよく寝たとはいえ、やはり疲労はしていたようで、ゲルに入ると、しばらく寝てしまった。
このまま、翌日のスタートまで寝ていられるかといえば、自分は、メカニックを連れてきていないので、昨日の走行で傷んだマシンの修復を自分で行わなければいけないので、そうもいかない。

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日差しが弱くなる夕方になってから作業開始。
ナビ回りの修復、キャブレターの清掃、電装の修復、転倒した際に「バカ」になってしまったハンドルの固定し直し、ワイヤー関係の交換等。
改めて見てみると、転倒の影響は、あちこちに及んでおり、トップスピードの高いラリーというのは一回の転倒でどれだけのダメージを受けるのかということを改めて認識します。
おまけに、整備を終えて、エンジンをかけてみると、オイルフィルターのパッキンからオイルが吹き出しているのが見つかる。
ここも、フィルターは交換してもらい、パッキンも新品にしてもらったところ。
改めて整備したところがことごとくトラブルの火種になっていることを皮肉に感じつつも、エントラントのみなさんに手伝ってもらい、なんとか修復完了。

明日のコースも大幅な変更があるとのことで、コマ図の書きなおし、GPSポイントの打ち直し等を行い、ようやく寝られたのはAM1時すぎ。
とりあえず、明日はスタートできます。

 

ラリーモンゴリア2012「ラリー編」⑥

○ DAY4

なんとか、修復も完了し、スタートを切ることができました。

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マシンは、ゴムバンドや針金で固定され、かなり痛々しいですが、昨日の修復で大分ましになっています。
これなら、なんとか今日のビバーク地「ゾーモット」にたどり着くことはできそう。

スタートしてしばらくは、河原のような直線路が続く。
思いっきりスピードを出せる路面・・・。ですが、スピードが全然出ない!

アクセルをひねり切っても、30KMぐらい。
数分かけて、ようやく50KMに達するぐらいのスローさ。

また、転倒の際に「バカ」になったハンドルの固定もまたダメになり、ギャップに飛び込むたびに、手前に倒れこんでしまいます。

こりゃだめだ!全然まともに走る状態じゃない!

ビバークに戻ろうとも考えましたが、とにかく行けるところまで行って、そこで考えればいい!
とその状態でなんとか100KM前後走行。

あまり遠くないところでCPがあり、そこでチェックを受けた後、このままじゃ、あと500KM弱走れるわけがないので、またまた路上での大修理。

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ハンドルは、取り付けていた手前に寄せるキットの固定が完全にダメになってしまったので、それを外し、既存の固定クランプに取り付け直し。
といっても、メーター、マップホルダー、ハンドガード、ワイヤーが絡んでいるので大変。
その後、キャブも外してできるだけのことをやってみる。
今日はパーツクリーナーを持参していたので、ジェット類を取り外し、徹底的に清掃。

・・・が、回転は上がらない。

幸いにして、このCPは、比較的ナビゲーションの難しいところにあって、不通過の選手が多く、Z1カミオン(リタイヤ車を引き揚げるトラック)が、待機していたので、たっぷり2時間かけて補修を試みます。

ハンドルはなんとかなっのですが、エンジンはどうしても吹けない。
ジェットの番数か、ガソリンの質によるものか?
これらの原因も含めて、その他の理由でも、もう自分の知識とスキルでは、どうしようもない。

試しに、エアクリーナーを外してみるが、それでも回転は上がらない。


このあと、Z1カミオンは、コースをトレースするとのことで、「どんなにがんばっても平均時速は30KM」とのこと。
じゃあ、コースを外れなければ、Z1トラックが追いついてくるわけだから、あと500KM弱を平均時速30KMで走れば、17時間弱でゾーモットに着く。
今が11時だから、朝の4時には到着する計算。
明日のゾーモットは休息日だから、なんならZ1トラックでビバークして、明日中にゾーモットに着けばいい。
そのあとのことは、あとで考えればいいじゃないか!

と、はなはだ乱暴でアバウトな計画を勝手に頭に思い浮かべます。



※ これは、自分がこのラリーのルールを理解していなかったために、思いついた勝手な計画で、カミオンは止まっている参加者がいれば、引き上げて、とにかくその日のビバークへ向かうので、一緒に走ってくれる。泊まってくれる。なんてことはないです。




前向きな要素はなにひとつないまま、走り出す。
ルートは、昨日までの山岳、草原と違って、砂漠の様相を呈してきます。
暑くて、とにかく水の消費が激しい。

路面も砂の積もっている部分が多く、まったくスピードの出ない「でっかい原付バイク」状態のGSでは、まともに走るのはかなり難しい。

それでも、なんとか前に進もうと走るが、ついには普通の坂道ですら、「押し」が入らなければ進まないくらいひどい状態になってきた。
エンジンは廻るし、アイドリングも安定しているのに、ちっとも吹きあがらない。

おかしい、おかしい。と半泣きになりながら走るが、もうどうしようもない。


マップ上で135.30KM地点。
走るのをやめた。

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これ以上走っても、このペースでは、近々Z1カミオンに追いつかれる・・・。


気持の整理がつかないまま、そんな自問自答を繰り返していたら、地平線のむこうから、Z1カミオンが近づいてくるのが見えた。


カミオンが傍らに止まる。

CPで事情が分かっているスタッフに声をかけられる。


「・・・どうします?」


「乗ります。」


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これで、自分の「ラリー」モンゴリア2012は終わった。





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ラリーモンゴリア2012「撤退編」①

主催団体SSERが、参加者全員に渡すエマージェンシー時のマニュアル「THE TRIPLE CAUTION!!!」には、こう書かれています。

「リタイア後ウランバートルへは自力、自費で帰っていただきます。」


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ちょっと気を抜くと、跳ね飛ばされてしまいそうなZ1カミオンの荷台シートに乗ってから16時間後。
途中、パンクやミスコース等、いろいろあったが、AM6:00ごろ。「ゾーモット」にたどり着きました。

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Z1カミオンのシート。
荷台にがっちりと固定してあるが、シートベルトはありません。
基本的にオンコースを走るので、「とんでもなく」揺れるので、ほとんどの人はここに乗ると「あそこに乗るのはもうごめんだ!」となるのが普通で、激しく醉う人もいるそう。

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自分は意外と平気で、16時間の長旅の間、揺れるシートにつかまりながら、睡眠をとり、朝になったら着いていた。というくらい平気でした。


カミオンを降りると、今日も朝帰りの自分を心配して、ともに参加したショップの方や、顔見知りのエントラントのみんなに声をかけられました。

ここ、「ゾーモット」は、ラリールートでは、ウランバートルから一番遠く、一番不便なところ。冒頭に書いたように、リタイヤしたエントラントは、自力でウランバートルに帰らなければならないのですが、そう言う意味では「一番ヤバイ」。ところで、自分はリタイヤしてしまったことになります。

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昨日リタイヤした他のエントラントは、チームで参加しているので、メカニックが乗っているサポートカーで、ラリーをフォローする等、すでに移動手段を確立しているようでした。
自分は、実質単独参加なので、なんとかここから帰る手段を考えなければならない・・・。

・・・さて困った。

ここで、自分の取るべき手段の選択肢は以下。


① スピードは出ないが、バイクで移動する。

→ 出発する前は「リタイヤしても、なんとかバイクが動けば、「北海道4DAYS」なんかのように、ラリールートをハズして、移動の楽な舗装路を走って、モンゴル観光をしながら、毎日のビバークにたどり着き、ゴハンと寝る場所をいただきつつ、ウランバートルにもどればいいや。」なんて思ってたんですが、ここはモンゴル。
舗装路は、国の中央を貫く1本だけしかない。
その他のルートも、昨日まで散々走った「移動ルート」に、楽なとこなんか全然ない。

しいていいえば、「ラリールートが一番安全で距離の短いルート」。

そんな過酷なルートを時速30KMちょっとしか出ないバイクで移動するなんて、下手すりゃラリーに参加するより大変。しかも、動けなくなったら、カミオンにすら拾ってもらえない。そのまま遭難じゃないか・・・。

・・・・却下。


② 「近くの村」まで、なんとか移動して、車を出してもらい、ウランバートルまで帰る。

SSERスタッフになんとか頼み込んで、近く(といっても、とんでもない距離だが)の村まで行って、交渉。
車をチャーターして、ウランバートルまで戻る・・・。

→ ほんの一週間前にモンゴルに来たばかりの海外慣れしてない自分が、英語も通じないここらへんで、そんな交渉は、かなり難しい。
でも、これしかないか・・・。


③ 手伝いでもなんでもいいから、SSERのどれかの車両、タンクローリー、荷物車の後ろでもいいから、なんとか乗せてもらって、その日その日を切り抜ける・・・。

→ とりあえず、この方法がベターかな?
 途中で、②に切り替えてもいいし。


と、いうことで、大まかな方針(?)が決まったところで、まずはご飯。
今日は、わかめご飯と、たぬきうどん。
おいしい!そういえば、昨日スタートしてから、24時間。ランチパックしか口にしてなかった。

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「リタイヤ」が決まった時は、落ち込みまくって、ご飯どころか、水も飲めなかったが、「ここからなんとかウランバートルに帰る」。という目的ができたのがよかったのか、元気回復。
おかわりするくらい食欲が湧いた。


■ラリーモンゴリアの食器事情。

「ラリーモンゴリア」のご飯は、日本人スタッフが作ってくれるため、おいしい。
しかも、だいたい、2、3品は出てくる。
ラリーの装備品に「食器」があるため、エントラントは画像のような食器セットをもっているが、意外とかさばるし、2、3品を貰うときは、両手に持つのでなかなか大変。
しかも、今回のように、荷物が届かないこともあるので、持って走るか、比較的早く届く「10KGバッグ」に入れておいたほうがいいです。

で、常連参加者のみなさんがもってたのはこれ。

軽いし、2、3品入るし、かさばらない。
底が浅いから、洗うのも楽。


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みなさん、とってもカワイイお皿を持ってきてました♪
これに、マグカップが一個あれば、スープももらえて完璧!





さて、方針が決まったところで、まずは、スタッフに話しかけなけれないけません。
今日は休息日なので、エントラントの皆さんは比較的のんびりしてますが、スタッフのみなさんは忙しそう。

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話しかけようとしても、「今は忙しーんだよ!」オーラがいっぱい出てます。

では、

バイクを移動させようとするスタッフがいれば、お手伝い。
昨日お世話になったZ1カミオンのシートのお掃除。
荷物の移動のお手伝い。
その他、いろいろ口実をつけて、スタッフの周りをうろうろ。

今思えば、非常に滑稽なんですが、初参加で要領もわかってないし、モンゴルに来てからも日が浅い自分が、なんとかウランバートルまで帰るには、とにかく必死に動くしかない・・・わけです。

で、午後にかかるころ。
「交渉してみるから、ちょっと待ってて」とスタッフに声をかけてもらうことに成功。

「よし!」・・・で、あとはいつでも動けるように、荷物をまとめ、持っている残金を計算し、持ってる限りのモンゴルの資料をザックに詰め込みます。


で、お声がかかるまで「ゾーモット」を観光・・・。


■ ゾーモット事情

「ゾーモット」とは、SSERが独自につけた地名で、「百本の木」という意味だそうです。
泉が湧いている、砂漠のど真ん中のオアシスです。

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主催団体のSSERは、20年以上、この地でラリーの休息日をとっています。


■ ラリー中のドリンク事情

ラリー中、ビバークにはどこからともなく現地の人がビールやコーラを売りに来ます。
ゾーモットに現れた彼らは、発電機と冷蔵庫を持っていて、冷えた(といっても、日本の基準で言えばそれほどでもないが。)飲み物を売っていました。

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値段は、2000tg~3000tgくらい。
日本円では、120円から200円くらいだが、モンゴルの年収を考えると、けっこう高い。
それでも、砂漠のまんなかでビールやコーラを飲めるのだから、OK?


■ ゾーモットの3大がっかり事情?(あとの2つは知らないが)

「ゾーモット」には泉が湧いている。ということで、イメージは、映画にでてくるような、「満々と水をたたえた泳げるぐらいの泉!」をイメージしていたのだが、実際は・・・。

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水が溜まっているところは・・・。

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間違えたかな?と行ったり来たりしてしまったが、ここで間違いなし。がっかりすること間違いなし!だそうです。
みんな同じ感想を抱くそうで、なかには泳ごう!と水着を持ってきて、「へ?!」となった人もいたとのこと。

ただ、地元の人にとっては、貴重な水源。
動物が汚さないように、源泉の周りは、フェンスで囲ってあるので、汚さないように大事に使うべし。



そんなことをしていたところ、スタッフから「明日、NO.200の車に乗せてもらえることになったから、明日の朝、待ってて」。と声をかけられた。


「助かった!取り合えずここからは脱出できる。明日はツーリストキャンプに泊まるから、そこなら、アシも確保できるだろう。」

いろいろ心配してくれた方々に報告。
あるチームのメカの方は、初参加の私を心配して、かなりしんどい状態であるにも関わらず、サポートカーに乗せてくれる段取りをしようとしてくれたらしい。


本当にうれしい。


なんだかんだとあったが、ゾーモットに夜は訪れた。

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今日も満点の星空を眺め、こんなすごいところに来られる経験が出来る人はどのくらいいるんだろう。

できれば、バイクで、自分のチカラで来たかった。

また、ここを訪れることができるかなあ・・・。


なんて考えながら、朝を待った。


 

ラリーモンゴリア2012「撤退編」②

なんとか、乗る車を確保したこの日ですが、乗っけてもらうまではわかりません。
エントラントは今日も変更てんこもりのブリーフィングに集中ですが、自分はNO.200の車両の動向に集中です。

今日は「ツーリストキャンプ」のある「ホンゴル」までの522.8KMのステージ。

ラリーを離れた自分だけの。

ラリーとは違う旅が始まります。

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ブリーフィングも終わり、選手は出発の準備に余念がありません。
自分も、NO.200の廻りをうろうろ。
そんなところで、「青山さんですか?」と声をかけられます。

今日から一緒に移動することになった岩崎有男さん。

今年で7回もこのラリーモンゴリアに参加されていて、ベスパやクワドでの参戦や、パリ・ダカールラリーに参戦経験もあるベテランです。
今回は、パジェロエボリュ―ションで、大会スポンサーでもあるFAコートの松野選手と組んで参戦されたのですが、エンジンブローでリタイヤしてしまったとのこと。
お名前はいろいろなラリーのリザルト等で拝見してたんですが、お会いするのは初めてです。

ともに、車に乗り込みますが、NO.200ではなく、NO.207の車両。
モンゴル選手のサポートをするサポートカーに乗せてもらいます。

スタートゲートを過ぎたところで、スタートの選手を見送ります。

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お世話になった106。橋本さん/オギさん組。
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2輪のみなさんも、元気にスタートしていきます。
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コースは、このラリーの名所「恐竜の谷」へ。
ここで、ラリーカーが来るのを待って撮影タイム。

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すっかり観光気分です。
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今回、乗せてもらっているモンゴル選手のサポートカーのドライバーは、BADBOLT氏と、SONOO氏。

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とにかくすさまじいスピードでかっ飛ばすので、最初のころは生きた心地がしなかったんですが、後で聞いたところでは、ともにバギーレース、2輪、カミオンとなんでもこなすドライバーで、モンゴル国内だけでなく、国際的にもかなりのテクニックを持つドライバーとのことで、一安心。

車体は、フォードのラプター。

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6.2L、V8のスーパーマシン。

これを、スーパードライバーの2人が駆りますので、速い速い。ついでに揺れる揺れる。
それでも、Z1カミオンよりはましなので、頭を天井にぶつけつつ、居眠り。食事、GPSの確認もする余裕もできてました。
「リタイヤして、生還する」ためには、どんなに揺れる車に乗っても、酔わない体質と、なんでもできるスキルが必要!!です。

岩崎さんは、とんでもなく揺れる車内で、地図を広げ、現在地の確認や座標の書き込みなんかもやってました。
さすが、2輪も、4輪ナビゲーターもこなす国際ラリーストは違うな。なんて、そのときはのんきに思ってましたが、このときの岩崎さんの作業が、このコンボイの救いの神になるとは・・・・。


■ モンゴル人エントラント事情

自分がこのラリーを知ったころは、日本人はバリバリの最新型マシンを駆り、モンゴル人エントラントは、旧型のXRや、ロシア製のマシンを駆って、地の利を生かして、マシンの不利を跳ね返す・・・。という構図が、当時のオートバイ雑誌で得られる情報だったんですが、現在は一変。

モンゴルは1992年に、社会主義から資本主義国家に移行したことを受け、現在の中国のように、経済的に成功したものと、その波に乗れないもの。の差が大きくなってきています。

このラリーに参加している人たちは、そういった成功を遂げた人がほとんどで、マシンは最新のKTMや、ヤマハのコンプリートキットを組んだマシン。4輪もBAJA1000に出るようなマシンで出場しています。

BADBOLT氏も、大きな建設会社の社長さんですし、このラリーのトップライダー。ボルドバートル選手も、大手警備会社を経営しているそうです。

そんな事情もあって、現在はモンゴル人エントラントの方が、いいマシンに乗っている印象です。


■ ラリーモンゴリアのサポート体制事情

日本人エントラントのメカニックは、限られた工具やパーツを持って、モンゴル人ドライバーの運転する車に、乗合で移動。
エントラントは、主催者の用意するトラックにパーツや着替えを入れたバッグを預けて、ビバークで受け取る。という形式になっています。
モンゴル人エントラントは、今回、乗せてもらったような、サポートカーを、ほとんどの参加者は付けているようです。
彼らはパーツ、生活用品、メカニックをサポートカーに豊潤に積み込んでいきますので、重量が限られている最低限のパーツや工具しか持たない日本人エントラントとはかなりの体制の差があります。

特に今回は、そのバッグが届かない日が2日。かなり深夜にならないと届かない日が1日ありましたので、こういったときの差は歴然です。
着替えもなく、雨で濡れて震えている日本人エントラント村の向こうでは、着替えも済ませ、自分たちで持参したテントを張って、暖かい食事をしているモンゴル人エントラント村が・・・。なんて図もありましたし、バッグが届かないため、スペアパーツが手に入らず、リタイヤしてしまう日本人エントラントに対して、サポートカーを走らせているモンゴル人エントラントは、パーツ交換をして、走り続けられる・・・。なんて構図も考えられます。

じゃあ、日本人もサポートカーを走らせればいいじゃないか?と常連参加の方に聞いてみたのですが、モンゴルはウィーン条約、ジュネーブ条約ともに加入していないため、日本人が国際免許でモンゴル国内を運転することは基本的にはできないのです。
このラリーは特例として、書類を発行して、日本人がモンゴル国内の車両運転ができるような状態にしているので、ラリー参加ではなく、サポートカーを走らせる。というのは難しい。
さらに、モンゴルには「レンタカー」という思想がないため、サポートカーを調達するには、車両を購入するしかなく、かなりのお金がかかってしまううえ、免許の問題で、モンゴル人運転手も雇わなければいけないため、難しい・・・。とのこと。

ただ、サポートカーを走らせることなく、主催者側の手配で荷物の運搬や、メカニックの移動の手配をしてもらえる。というのは、異国のラリーに参加する日本の一般エントラントにとっては、参加のハードルを下げる制度だと思いますので、とにかく、トップを狙いたければ、なんとかお金を使ってサポートカーを走らせ、完走狙いであれば、メカニックに同行してもらい、主催者に荷物を運んでもらう。という選択をすること。だとおもいます。



で、サポートカーで移動を開始しますが、この陣容は4台のコンボイ。
先頭を行くのは、このラリーのチャンピオン。ボルドバートル選手と、4輪で参加しているハマー選手のお父さん。
通称「お父さんチーム」のコンボイです。


サポートカーは、SSERの国内ラリーのように、「サポートルート」があって、それをもとに走っているのかと思っていたのですが、しばらく走っていくのを見ていると、彼らは地図を一切見ません。
指針にしているのは、おそらく、今日のビバークの概ねの緯度経度入っているであろうGPSだけ。

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どうやらサポートチームは、主催者側から今日のビバーク位置を教えてもらったり、サポートルートを提供してもらったりはしていないよう。
日本人のメカニックチームも同様で、今日のビバークにたどり着くルートがわからず、現地の人を乗せて、100KMも道案内として走り、翌日、100KM戻って、その人を降ろして、ビバークにたどり着いたとのこと。


GPSの情報をもとに、おそらく、今日のビバークのある東へ向かう大きなピストを発見したNO.207車は、後続が来るのを待ちます。

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でも、いつまで経っても他の車両は来ません。
おかしいな?とルートを戻ると、他の車両は、ゲルで道を聞いているようです。

で、我々の見つけたピストに戻るかと思いきや、北に向かってかっ飛ばしはじめるお父さん車2台。
ついには、山を越え、どう見ても、メインルートから外れていきます。

岩崎さんと顔を見合せます。

「岩崎さん。さっきのピストがビバークの方向行くルートですよね・・・。」

「そうだと思うよ、現在地の緯度経度をみても、あれが一番大きなピストだと思うし・・・。でも、先頭の2台は、きっとこの先に大きなピストがあるのを知ってるんじゃないかな?地元の人だし、自分たちは乗せてもらってる立場なんだし・・・。」

ドライバーのBADBOLT氏と、SONOO氏。ともにデザートレースのレーサーですから、ナビゲーションは必須事項ですし、かなり高いスキルを持っているはず。
ともに、なにも言わないところを見ると、問題ないんだろう。と思って、おとなしくしてます・・・。


■ モンゴルの町事情。

途中、街に立ち寄り、ガソリンの補給と買い物をします。

街のお店はこんな感じ。

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お菓子から携帯電話(!)SDカード(!!)まで、なんでも売ってます。
ほとんどの商品は韓国、中国製品ですが、「ナルト」と「ポケモン」のグッズはどこにでも置いてありました。

お店で、岩崎さんにアイスクリームを御馳走になりました。

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このアイスはモンゴル製のようなんですが、2本のアイスバーの大きさが、まったく違う。
日本なら、完全不良品だろ。これ。って感じで、味は、ハッカとショウノウの混じったような味で、とても食べられない味。
日本人には辛くても、現地の人なら平気かな?とお店に居た子供にあげたところ、よろこんで食べてくれました。
岩崎さん。おごってもらったのにすいません!


郊外では、ほとんどの遊牧民の方が、馬からバイクに乗り換えているようで、こんなバイク屋さんも大繁盛してました。
ガソリンスタンドでも、有名ブランドのオイルも置いてあって、ひっきりなしにバイクが来てました。

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そして、どの村に行ってもあったのがこれ。
携帯の局のアンテナみたいです。

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このせいか、村が近づくと、ほとんどの場所で携帯電話が使えました。
モンゴルでは、電話線なんかのインフラ整備の前に、携帯電話が普及してしまったそうで、村でお金を出し合って、携帯のアンテナを建てているそうです。

こんな基地局も見かけました。

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町で買いだしをして、そのまま、北へ突っ走るコンボイ。
ビバークは、どう考えても、東なんだけどなあ・・・。

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