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意識の違いと変革

会社を始める前に、ちょっと関わったことのある「カリスマ経営者」に言われたこと。

「そうか、会社を始めるのか。大変だぞ。まずは、営業車を○台。すべて会社の名前と電話番号を入れる。社員も○人くらい雇わないといけないな。そうそう、社長たるものいい車に乗らないといけないな。最低でもクラウンかベンツの○○シリーズぐらいは必要だな。社屋はどうするんだ?ビルを買うんなら、おれが紹介してやるぞ、新聞の折り込み広告も1万部ぐらい入れなきゃな。○○会にも加入しなきゃならないし、地元の名士の○○議員にも挨拶に行ってこい。銀行の支店長にも挨拶しておけよ。
そんなこんなでまとまった金が要るから、融資の手続きの相談に乗ってやるから、銀行にはいつ行く?」

こんな感じでした。

曰く、

営業車や社員がたくさんでないと、施主さんが信用しないから、無理してでも雇え。
いい車に乗っていると、お客さんは会社の経営が好調と思ってくれる。
マンションの一室が事務所だと大金を預けるお客さんが来ない。施主さんは建てる前にお前の不動産をすべて調べるから、その時にビルの一つも持っていないと、契約が取れない。
地元の名士に顔を売っておくと、仕事をもらえるし、圧力で違反建築をしてももみ消してもらえる。
政党がからんでいる○○会や、国土交通省の天下り機関の○○○に加入していると、いろいろよいことがある。
会社をやっている限り、融資を受け続けるんだから、銀行とは仲良くしておけ。ゴルフのコンペなんかにも必ず顔を出すように。

・・・・以上、ありがたいアドバイスをいただいたのですが、ひとつもやりませんでした。

私が考えるに、

やたらと高級な車に乗ってたら、この人、会社のお金を無駄に使い込んでるんじゃないの?そんなお金があるんなら、もっと安くしてよ。と言われる。
施主さんは会社の不動産なんか調べません。
社員をたくさん雇っていようが、車がたくさんあろうが、施主さんは気にしません。
違反建築を見逃してもらえる以前に、現在では、建築士免許や設計事務所登録をしておいて、もみ消すぐらいおおっぴらな違反なんてほぼ不可能ですし、そんなことをやったら、銀行からお金がおりません。
圧力団体だった○○会も、現在はほとんど力がないので、入っていてもメリットがない。むしろ、会員を増やせだの、イベントの手伝いをしろだの、負担ばかり多くなっている。
そもそも、施主さんからいただいたお金をそのまま職人さんに回せば会社は運営できるんだから、融資なんか受けなくてもいいでしょ?むしろ、融資を受けるぐらいなら、会社なんかやりませんよ。

むしろ、会社も体制もスリムにして、職人さんとの付き合いを大事にして、宣伝もネットだけにして、自分でやれば経費ゼロ。設計も自分の考えを形にして、自分の体を使って建てれば、経費もすくなくて済むし、自分で建物のすべてを把握できる。職人さんとの関係を良好にしておけば、メンテナンスもうまく回る。
建設会社はたくさんあるんだから、自分がどんな家を建てるかの姿勢を明確にしておいて、それを求める施主さんに家をご提供すればいい。そうすれば、むやみに会社を大きくしたための経費を賄うために無理やりたくさんの仕事を受注しなくても済む。

だから、社長、お気持ちはありがたいんですが、ご協力は必要ないですよ。
とお断りをしました。

ただ、実際、これでお仕事をいただいて、うまくいっていた時代もありました。
景気もよく、人をたくさん雇っていることがステイタスで、社長がいい車に乗っていて、地元の名士や、有名人の知り合いが多く、一緒に撮った写真が事務所に飾られている。
打ち合わせの時に、野球選手の○○選手と知り合いである社長がいる会社。というだけで、施主さんは契約してくれる・・・・。

施主さんの意識も、「どんな家を建ててくれるのか」ではなく、その工務店がいかに派手に景気よく経営をしているかということが会社を決める判断基準。

この時代に、私のような考えで挑んだら、あっという間に経営が行き詰っていたでしょう。
事実、この時代に、きちんとした家造りをしていた自社で建てる技術を持っている工務店は、廃業するか、こういった工務店の下請けになるしかありませんでした。
いい家を建てる技術をもっている。よりも、建てられる下請けをどれくらい知っているか。も当時のイケイケ工務店の象徴でした。
それで仕事が取れましたから、工務店は技術力を磨くことなく、お土産をたくさん渡すイベントをやったり、施主さんを温泉旅行に招待したりの営業努力を経費を使って盛んにやっていました。
町場の工務店なのに、実際に「家を建てる仕事」を仕切る人は半分もいない。なんて会社もありました。

しかし、時代は変わり、情報が氾濫している現在。
下請けに家造りを投げる「イベント工務店」は徐々に姿を消し、自社で設計施工ができるきちんとした工務店が生き残っています。
設計もCADやパソコンソフトでできるようになり、時間も経費も劇的に減り、宣伝もネットがメインになりましたから、広告に膨大な費用をかける必要もなくなりました。
施主さんの意識も高まりました。
あの社長は有名人と知り合いだから。テレビに出たことがあるから。なんて理由で依頼する会社を決める施主さんも今はほとんどいらっしゃいません。
みなさん、自分の家を建ててくれる会社を求めていますから、初対面で自分の交友関係や会社の規模自慢をしても、温泉旅行招待をしても、受注にはつながりません。

施主さんからいただくお金は、宣伝や外注ではなく、家を建てることに使えるスリムな経営が可能な時代になっています。

よく、30年前だったら、お前なんか家を建てる会社なんかやってられなかったぞ。
と古参の工務店社長さんに言われますが、まさにそのとおりだと思いますし、その時代だったら、家を建てる仕事はやっていなかったと思いますね。











 
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三協アルミ東京ショールーム

三協アルミの東京ショールームに行ってきました。

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かつては各社のセンターショールームが集中していた新宿ですが、しばらく都心部から移転する傾向があり、ショールーム巡りが困難になっていた時期がありましたが、LIXILが江東区から。YKKもTOTOと同じビルへ、と、新宿が、かつてのショールーム集中地帯の様相を取り戻してきました。

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そんななか、東京から一番近いショールームは前橋と、首都圏での営業を放棄していた(?)方針の三協アルミが、2月6日に東京にショールームをオープンさせました。
これで主要サッシメーカーはすべて新宿にセンターショールームを設置しました。

三協アルミは、前橋にしかショールームがなく、しかも土日祝日お休みという、ほんとに売る気があるのかな?という状況で、営業所に商品の問い合わせをしてもあまり対応がよくなく、一般の工務店や設計事務所は相手にしない会社、と思っていたのですが、これで施主様へのご提案の幅が広がりそうです。

三協アルミの他社メーカーさんとの差は、こういった木目調や形状のデザインに優れた玄関ドアが多いこと。

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準防火地域で木のドアを使えないお宅でも活用することができます。

こんな、Rのデザインのドアもあります。

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さらに、三協さんは、これらのドアの高さの特注オーダーができます。
東京23区の木造3階建て住宅を建てる際、ほとんどの地域が、厳しい高さ制限や斜線規制を受けますので、他社さんの2.3Mの玄関ドアを入れることはほとんど不可能です。
三洋アルミさんの場合は、2.0Mにオーダーをかけることができるので、採用可能です。

最近は定番となった扉を引き出して見ることのできる展示方式。

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外壁のテクスチャと玄関のイメージを比べることのできるこんな装置もありました。
リモコンの操作で、外壁の画像を変えることができます。

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キッズスペースも完備。

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今回、私は部材の確認のために行ったので大丈夫だったのですが、今まであまり一般の方の訪れることのない前橋ショールームがセンターショールームだったためか、案内のきれいな女性の方の知識もまだまだ。
スーツ姿の営業さんが一生懸命フォローしているという感じですが、対会社の「営業」の対応で、ショールーム的な一般向けの方の対応はなかなか難しいみたいですから、他社さんのショールームのように「提案を受ける」つもりで行くと時間の無駄になってしまうかもしれません。

時間がたてば、変わってくるかもしれませんが、しばらくは工務店や設計事務所さんと、商品の確認のつもりで行ったほうが良いかもしれませんね。






 

唯一遅れている公的機関

設計と施工を一緒に請け負っていますと公的機関に行く機会が多くなります。

土地探しの際は法務局。
建ぺい率や容積率。防火規定や協定などを調べに区役所や市役所へ。
最近は、どの機関も親切で、来場する方を「お客様」と呼び、住民票なんかをとるような一般的な窓口ではコンシェルジュのような総合案内係りの方もいて、とても親切です。
一昔前はとにかく、行くとゆううつな気分になっていた建築指導課もとても親切で、何度も行ったり来たりすることが少なくなりました。

そんな対応のよくなってきた公的機関の中で、20年前からまったく変わっていない機関が「警察署」です。

施工をする敷地の前後の道路を止めなければならないときに出す道路使用許可証や、規制がかかっている地域を通行するための通行許可書等、施工を行う敷地によっては、これらの規制を調べたり、書面を提出するために設計施工期間中に何度か訪れます。

現在、施工中の現場と、設計中の敷地の届け出や相談に、いくつか行ったのですが、相も変わらず・・・・。

まず、電話で書類の出し方や必要な資料、枚数、部数、閉じ方、手数料等を確認してその通りにそろえて行っても、そのまま受理されることはまずありません。
電話で言われたとおりに持って行っても、部数が違う、書き方が違う。閉じ方が違う、ハンコの位置が違う、電話では地図はいらないと言ったかも知らんけど、もってこい。

ほとんどがこの調子。

今回も、きっちり揃えていったのですが、「地図なんかいらないから、それを除いて○部で持ってこい。」

というので、警察署から離れたコンビニでコピーを取って、揃えて持っていくと、窓口にいる人が違う。提出すると、「それは地図がいるんだよ、地図に書き込みをして△△部持ってきな。さっきの人がそう言ってた?そんなこと知らないよ、あんたホームページ見てから書類をつくってくるのが社会常識でしょ。なにを言ってるんだい?」

こんな調子で、だいたい初回は跳ね返されるのがお約束。
さらに、区役所や法務局のように「お客様」というのは大げさかもしれませんけど、「あんた」や「お前」呼ばわりするのはあまりにも無礼じゃないか?と思ったりします。
窓口受付もPM5時まで。と窓口の看板に書いてあるのに、4時半過ぎに来た方に対して、「今日はもう終わりだよ。今終わらせないと、おれたちは5時で帰れないだろ、それくらい常識だろ」なんてことをおっしゃる方もいらっしゃいます。

特に最近は、交番や街中でお会いするお巡りさんがとっても親切でていねいな対応をしてくれますから、このギャップには毎度毎度コタエますし、時間ばかりかかって作業が進みません。

原因は、こういった窓口業務をされている方のほとんどが、おそらく、現場を退いた。と思しきベテランの年齢の皆様がやっていることが原因じゃないかと思います。
まあ、昔ながらの高圧な態度が警察官。と思っていらっしゃるのか、とにかく態度が悪い。横柄。ご自分の考えを絶対変えない。
たまに、若い警察官の方の窓口にあたると、こんな対応はまずされません。
ていねいに対応をしてくれます。
ただ、こういったベテラン警官の方に指摘や修正を進言することはなかなか難しいみたいで、若い警官の方は、なかなか前に出てきません。

各公的機関が、住民のみなさんへのサービスを充実させようと過剰なくらい努力をしているにも関わらず、警察署に関しては、未だに親方日の丸のこんな方々が牛耳っている部署が多いと思うと、うっかり彼らに睨まれて誤認逮捕でもされた日には絶対助からないぞ・・・・。とぞっとします。

だから、最近はとにかくおとなしく。下手に逆らわず。事前に電話確認なんかせずに、窓口でお聞きしたとおりに、その場で書面を作って、何度もコンビニと事務所と窓口を往復することにしています。

結局、それが一番スムーズなやり方だということに最近気づきましたので。
















 

都内現場での地盤改良工事

久しぶりに都内現場で地盤改良工事を行いました。

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地盤改良工事は新築工事の一番最初の工程になりますので、慎重になります。
ご近所の皆様には、今まで静かだった敷地に突然大きな重機が入り、大人数で、振動を伴う作業をしますのでかなり不安とご心配をおかけします。

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完全にご安心いただいて施工をするのは難しいのですが、事前のご挨拶はなるべく早めに行い、振動や当日の状況についてはできるだけお話しをしておきます。

この日はお天気も良く、一同の連携もうまくいき、終了。
養生後、基礎工事の開始になります。

作業後は、前面道路の泥汚れも清掃。
結構時間がかかりますので、日の短い冬期は段取りよく進めていくことも大事です。

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お好み焼きのかをり。

これから着工する施主様のお宅で、床材の汚れテストをやってみたところ、それがなかなか良い感じ。
通常、無垢の着色床材は、調味料の汚れに弱いといわれているのですが、良い感じだったので、それではと。

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台所床汚れの三大魔王。
しょうゆ、マヨネーズ、ソースも試してみましょう。とテスト。
くっつけた状態で30分放置。

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ふき取ると・・・・。

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シミもなく奇麗に!

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この床材+オイル塗装はなかなかアタリでした。
台所にもきっちり使えそうです。

ただし、このテストのあと、室内にはマヨネーズとソースの匂いが混じって、まさにお好み焼きの香りがほんのりと・・・。





 
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